MWV昭和50年度卒同期会
   平成29311日(土)〜312日(日)
 情断会スノーW 斑尾高原−袴岳と斑尾山−
原田、小川、宮澤、高島、小田野

 毎年恒例の情断会スノーワンデルング。今年は斑尾高原の「袴岳」と「斑尾山」に行ってきた。参加者はいつもの5人(小田野、高島、宮澤、小川、原田)。首都圏からは遠いが、さすが豪雪地帯、昨年の奥日光が雪不足で不完全燃焼だった分を一気に取り戻してきた。今回も晴天に恵まれたのは言うまでもない。

3月11日(土)
午前7時30分に原田の地元「桶川駅」に集合。ジャンケンで車の座席を決めていざ出発。小型SUVの後席に大人3人乗車はきついので、行程中3回ジャンケンにより席決めをしたが3回とも小川が勝って助手席をゲットすることとなった。
関越自動車道はスキーシーズンで交通量は多いものの特に渋滞することもなく、藤岡ジャンクションから上信越自動車道を経て「信濃町IC」に到着。この頃は山も周囲の景色も真っ白、雪もちらちら舞って来た。今日登る「袴岳」登山口には予定通り11時過ぎに到着、ちょうど1台分空いていた駐車スペースに車を置いて登山開始。
道路沿いに登山口の看板がある筈だが雪の壁に埋もれていて見つからない。先行者がよじ登ったと思われるところから我々も山に入る。積雪はどの位あるのだろうか、夏道の気配も感じられないが、先行者のトレースを辿ってブナ林の中を進む。この頃になると青空がのぞくようになり、完全装備で歩いていると汗ばむほどの暖かさとなった。
赤池方面からの尾根に合流したところは広い平坦な丘になっていて景色が良い。目の前には明日登る斑尾山が見える。赤池方面から入った人もいるようでトレースがついていた。ここから少し下った鞍部で腹ごしらえをして袴岳山頂を目指す。山頂直下で下ってくる若い男女のグループに出会った。キャッキャ、キャッキャと楽しそうである。若いっていいなと思うオジサン達であった。
斑尾山の北に位置する袴岳は標高1135mとそれ程高くはないが、広々とした山頂からは黒姫山から飯縄山が望め、眼下には野尻湖が見える。しばし展望を楽しみ、山座同定などした後は来た道を下山である。フカフカの新雪の上を好き勝手に歩き、あっという間に登山口に帰り着いた。慎重に車道に下り1日目の行程は無事終了。本日の宿、タングラムスキー場の中の「東急ハーヴェスト斑尾」にチェックイン。先ずはビールで乾杯。食べ放題のすき焼きの牛肉がハンパない硬さだったけど、たっぷり美味しくいただきました。今日も一日お疲れ様でした。


3月12日(日)
 バイキングの朝食を腹いっぱい食べ、早々に車で斑尾山の登山口である「まだらおの湯」に移動する。広々とした駐車場で身支度を整えていよいよ行動開始だが、ここでも登山口の案内板が見当たらない。すべては雪の下なのだろう。まだらおの湯の関係者と思われる人に聞いても「裏からだよ、雪が多いよ」というだけ。取りあえず行ってみようということで裏に回ったが、除雪した雪が積み上げてあるだけで人が歩いた気配はない。今日はまだ山に入った人はいないようだ。
 ようやく夏道らしきものを見つけ(地図上の夏道とは若干違うようだが…)登山開始。トレースがないのは気持ちがいいがルートが分からない。が、そこは明大ワンダラー、地図とコンパスを見ながらルートファインディングである。適度に締まった雪の上にはウサギやキツネと思われる動物の足跡がたくさんある。林道らしきところを何度か横切り、尾根の高いところを目指してラッセルするうちに休業中のスキー場のトップに到着。主稜線はもうすぐだ。主稜線に上がったところで一本取っていると、後から別のパーティーが登ってきた。我々と同じルートで登ってきたのだろうか。頂上近くでは別のスキー場から登ってきたスノーボーダーが先行しており、トレースの有難みをつくづくと感じた。
 山頂は冬枯れの木の間から妙高山や黒姫山が間近に見えるが、ここから10分ほどの大明神岳の方が展望が良い。風もなく暖かな山頂でのんびりと食事をとった後は来たルートを戻る。下りは新雪を蹴散らして一気に駆け降りあっという間に登山口に到着。今年の情断会スノーワンデルングも皆大満足で大成功であった。                                                              (原田 記)


                                                                           


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